第2回つくらぐ勉強会

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筑波大学Linux User Group、通称「つくらぐ」での第2回勉強会が開催された。実は第1回も開催されており、かつ僕も参加していた。第1回勉強会の直後につくらぐメンバーになったので、僕が運営側として参加するつくらぐ勉強会は今回が初めてとなる。



  • 発表内容

  • 運営の観点から

  • 次回への雑感

  • まとめ


発表内容


1.GNU/Linux入門 part 2 - opentaka (blog, @)

発表資料


代表opentakaによるGNU/Linuxについての概説。大まかには以下の3つの内容:



  1. 第1回のおさらい

  2. Linuxを使う上で困ったときにどうすれば良いか

  3. OSSプロジェクトに参加するために


全体を通して、「英語と英語圏文化に物怖じせずに飛び込んでいこう」というメッセージが込められているように感じた(発表者のバックグラウンドから僕がバイアスをかけすぎただけかもしれないが)。


とりわけ質疑応答ではそのことについての議論が交わされた。「OSSプロジェクトではドキュメンテーションがなおざりにされがちだが、翻訳者のモチベーションをどう維持すべきか」といったような話。


このことについて参加者から、「英語の課題で翻訳させればいいのでは」という過激で興味深い意見が出ていた。大学は一応学問する機関なのだから、これは確かに僕も有意義であると思うし、実現できると面白い。


具体的には、



  1. 教授がOSS開発関係者である

  2. 英語の講義の担当教員に翻訳したいドキュメントを渡す

  3. 担当教員が学生にそれぞれ割り当てる

  4. 翻訳されたものを集め、OSS関係者の教授がプロジェクトに送る

  5. 翻訳したドキュメントの評価がそのまま学生の成績になる


みたいな仕組みだと面白いのかな。学生が不正に評価を操作することができるのが問題かなー。本質的に防ぎようがないし、どうしたものかしら。


2. Mono と.NET Framework - techno(blog, @)

発表資料


副代表technoたんによるMonoの紹介。



  1. .NET Frameworkの紹介

  2. Monoプロジェクトが始動するまでの経緯

  3. Mono用IDE Mono Developの紹介

  4. Monoを使ったアプリケーション開発の実演


個人的に面白かったのは、Monoプロジェクトが一気に活性化した経緯。いわく、次のような流れだったそうだ:



  1. オバマ大統領の演説がストリーミング配信された

  2. が、SilverLightによるものだったのでLinuxユーザは見ることができない

  3. 誰かが「Linuxでもオバマの演説を見るために、.NET Frameworkの移植を進めよう!」と声を上げる


このことの真偽を僕は確かめたわけではないけれど、充分に説得力がある。確かに当選・就任当時、件の大統領はそれだけのセンセーションを抱えた存在だった。多数の人に共通した意思や期待があるとき、その力を使ってプロジェクトを推し進めることが可能だ。これは一般の企業活動も同じ。


オープンソースプロジェクトを推進するにあたって、時事というものも利用する余地がある、というのは覚えておく価値がありそうだ。


それから、ほとんどの参加者はMonoの名前は知っていたようだが、実際に使ってみたことはなかったようで(かくいう僕もそうだ)、最後の実演の際には歓声が上がったりもしていた。確かにLinuxでビルドしたバイナリファイルが、そのままコピーしてWindowsで動く(またはその逆)には結構インパクトがあって、こういう見せ方は真似したいなあ。


それにしても、てくのたんは前回も今回も、実行環境を完璧に整えるためにデスクトップPCを会場に持ち込むという離れ業を使っていっていて、すさまじい情熱だなあと毎回思う。つくらぐ名物にしませんか?w>本人


3. USBデバイス開発に見るLinuxのオープン性 - tnzk(blog, @)

発表資料


最後は僕の発表。大雑把な内容は以下のとおり:



  1. USBデバイス開発の概要

  2. 汎用USBドライバ/ライブラリlibusbの紹介

  3. Linuxからの制御の実演

  4. Windowsでの開発との比較


タイトルにもあるとおり、もっとも大きなテーマは「LinuxはWindowsと比較して開発環境が整備されていることが多い」というもの。特に、他分野の開発者が少しマニアックな領域に手を出そうというとき、その入門の手立てがわかりやすく準備されている、ということを伝えたかった。これに関してはある程度伝わったのではのではないかなあと思っている。


それからいくつかの小さなテーマ。個人的なもの。



  • なるべくゆっくり喋る

  • スライドに(専門的な話|ネタ)を仕込んでおいて、実際に使うかどうかは適宜判断する


前者は、大筋でうまく行ったけど言葉に詰まったときに崩れてしまった印象がある。けど参加者の内数名に聞いてみたら「そこまででもなかった」とのことだったので、あまり気にしないことにしておく。


後者は、それ自体はうまく行ったものの、必然的に「使いまわし感」みたいなものが出てしまうことがわかった。当然今回の発表資料は新たに作成したものなのだけど、使いまわしの資料を運用でカバーしているような印象を与えるような気がしたので、次回までの対策を考えることにする。


運営の観点から


いくつか問題があった。


会場(中央図書館セミナーC室)の都合上、プロジェクタが利用できなかった

当初はプロジェクタの利用できる部屋を予定していたが、これは確保できなかった。対策として、てくのたんがディスプレイを2枚持ち込み、会場テーブルの中央と端に設置することで、なるべくどの席からでもスライドが見えやすいようにした。


付随する問題として、開催準備の手間がかなり増大してしまった。これもプロジェクタが利用できれば起きなかったこととはいえ、実際にそれは確保できず、開幕が少し遅れてしまって参加者の皆さまにはご迷惑をおかけしたので、この場で言うのも何ですがお詫びします。


参加者数が予想を上回り、椅子が不足した

こちらは会場の変更に関わらず発生した問題。こちらも参加者の皆さま、とりわけ椅子を割り当てることが出来なかった方にはお詫びします。


もう少し大きい会場はないのだろうか?といって、それをするならするで広報活動もちゃんとしないといけないなー。今回はチラシ一枚とmixiでの宣伝だけだったので、次回からはもっと力を入れられるといいなあ。


次回についての雑感



  • 広報活動をもっと精力的に行う

  • 発表者にも色んな層が欲しい

    • 入門者が聞きにきて「むずかしい!」という第一印象を持ってしまうのを避けたい




まとめ


第2回勉強会参加者のみなさま、お疲れさまでした!


円滑に進んだ上、議論も非常に盛り上がって勉強会らしい勉強会になったことがとてもうれしいです。


上でも少しだけ書きましたが、色々な層・色々な分野・色々な感覚の方が参加・発表していただけることを僕は個人的にとても期待しています。そのほうが絶対楽しくなるはず!


というわけで、今回の参加者のあなたも、今回は残念ながら都合が合わなかったあなたも、是非次回・第3回勉強会にお越しください。


みなさまお疲れさまでした!


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コメント(1)

発表お疲れ様でした!いけなくて(というか気づかなくて)残念です。また継ぎ機会があれば。> プロジェクタ横へなはホワイトボードに投影だし、大阪のわんくま同盟では模造紙を強いて投影しているらしい(横へなでも初回はこれで実施)ので、もし写せるものがなくても代替は効きますよー。> 会場Wikiばなさんやまっちゃさんのところにまとめもありますし、もしよろしければどうぞ。# とはいえ、いまのところ関東は東京しか載ってないのですが・・・。-施設 <http://wikibana.socoda.net/wiki.cgi?%bb%dc%c0%df>-IT勉強会会場リスト <https://sites.google.com/site/meetingroomlist/>

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このページは、tnzkが2009年6月18日 23:54に書いたブログ記事です。

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