『ノノノノ。』1~3巻

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id:Waroeに借りて読む。彼は岡本倫のファンらしく、以前同作者の『エルフェンリート』を読んでいたのを見たことがある。というか一部おれも借りて読んだ。



ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)

ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)





読んだことある人はわかるだろうけど、『エルフェンリート』はかなり読後感の悪い(作品自体は面白いのだよ、念のため)物語で、『ノノノノ。』もそうだろうと類推して敬遠していた。


ところが一部読んでそうではないことがわかった。むしろ『ノノノノ。』には爽快感というか清涼感のあるエピソードが多い。巻が進むにつれてだんだんとドス黒い描写が目立ってくるものの、まあ最後には序盤のラブコメや少年漫画のようなノリに戻るんじゃないかなーと思って安心して読んでる。そういう意味ではかなり前作の呪いを受けている作家だと思う。


富樫が帯で書いてるのと同じようなことなんだけど(なんで富樫が?)、ひねくれた作品(もちろんその「ひねくれ」が面白いという前提において)が多い今、逆に王道の展開を利用することで意外性が演出されている。どうみても悪いやつが悪くて、味方の悪そうなやつには純朴な一面があって、主人公は最高に強い。


そういった王道的な要素が、『エルフェンリート』の作者としてふさわしく複雑で、凄惨ともいえる状況の中に散りばめられている。それが不思議なくらい新鮮に映るのだよなー。


というわけで新刊待望中。


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このページは、tnzkが2009年1月 9日 00:36に書いたブログ記事です。

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