落ち込んだときにこそ、未来に夢を描け! - 青野慶久『ちょいデキ!』(2007/9)

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モチベーションを失っているときは、夢を失っているときです。がっかりしているときは、ワクワクする夢が見えていないときです。(中略)


そのときは親しい人と、未来について語り合ってみてください。



落ち込むことが何度もある。大きくなるにつれて浮き沈みの幅は小さくなってきたものの、大人たちを見ている限りでは、たぶん安定することはないように思う。


避けられず落ち込んでしまうなら、立ち直るのはなるべく早いほうがいい。落ち込んでいるときにしか見つけられない感動もあるだろうが、生産性が落ちるのは間違いない。


さっさと平常心を取り戻してしまうのが得策だ。落ち込むのは、落ち込んでいる余裕のあるときに思いっきり落ち込んでおけばいい。



ちょいデキ! (文春新書)

ちょいデキ! (文春新書)





『ちょいデキ!』は、サイボウズ社長の青野慶久さんの著書。404 Blog Not Foundで紹介されていて、その翌日に書店で見かけたので購入。配置的に普段から目にしていたはずなのだけど、人間って不思議なもので、知らないと気づくことさえできないみたいだ。注意力の重要性を痛感する。


"北斗神拳"より"太極拳"――「大して効果は大きくないかも知れないけど、誰もがちょっとデキる人になれる」仕事術を、本書で紹介している。


その中で特に興味を惹かれたのが、冒頭で引用した「モチベーションを失っていませんか?」での記述。



モチベーションを失っているときは、夢を失っているときです。がっかりしているときは、ワクワクする夢が見えていないときです。(中略)


そのときは親しい人と、未来について語り合ってみてください。



幸い俺の仲の良い友人たちの中には、向上心を持っている人が何人もいる。具体的に名前を挙げるとアレかなと思うので控えるけど、そういう人たちと話をしていると、すごく面白いアイデアが産まれることもある。それは別に未来についての話題に限ってのことじゃない。


落ち込んだときに未来についての話をするのは、少し痛みを伴う。そのままの気持ちでいたらどうしようもなくて、そのどうしようもない未来が頭をかすめるんだ。油断すると、妄想もバッドエンドに向かってしまう。


だから考えるだけじゃなくて「語り合う」必要がある。落ち込んだ気持ちは自分を悪いほうに引っ張るけど、その力は話し相手にまでは及ばない。そして明るい未来に導いてもらえる。


落ち込んだときには、平常心を取り戻すために、誰かに手伝ってもらう。


そしてそのお礼に、落ち込んだ誰かを明るい未来に導いてあげられればもっと良い。それは自分がひとりで悩むのよりも苦しいけど、意外と楽しいかもしれない。自分のアンテナの届かなかった面白い話を聞けるかもしれないし。


一番大事なのは、悩んでるのが自分にせよ相手にせよ、未来の話を恥ずかしがらないことだ。照れて変に現実的な話をしちゃったら意味がないんだ。



「恥ずかしい」のは自分の勝手な都合です。



だという。


"子曰く、徳は孤ならず。必ず隣あり"――自分の夢とか未来への希望を笑われたって、そんなことを気にする必要はない。いつか理解者が現れたり、実現する。


俺は、自分がすべての夢や未来観に理解を示せるとは思えない。表面上取り繕って同調したふりをしても意味がない。ちゃんと考えて、理解できないところは聞き返して、賛同できないところには反論をしようと思う。


それで良ければ、ぜひ色んな人と夢とか未来の話がしたい。落ち込んでいるときでもいないときでもいい。


そして最大の目標は、誰かが落ち込んでいるのを察知して、未来の話を振れるようになりたい。そのためなら、そのとき一時的に嫌がられても構わないと思う。


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このページは、tnzkが2008年1月29日 18:07に書いたブログ記事です。

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